ARCで日本語を教えているミミ先生が、みなさんの日本語や日本文化の質問に答えます。
Q:「今度」って、いつですか。
A:
「今度」は便利な言葉ですが、いろいろな使い方があるので、わかりにくいかもしれませんね。
例えば、「今度のテストは、たぶんいい点が取れたと思う」なら、テストはもう終わった過去のことです。でも、もし「今度のテストは、どんな問題が出るか、まだわからない」なら、テストは未来のことになります。
このように、「今度」は過去にも未来にも使えますが、どちらの場合も「今に近い」ことを表します。
駅のホームで聞く「今度の1番線の電車は…」というアナウンスがありますが、これも「次に」「もうすぐ」という近い未来の意味ですね。
ところで、「今度」には、「いつになるかわからないけれども」というケースもあります。例えば、「では、また今度!」です。これは時間の表現というよりも、別れるときの「あいさつ」だと思ってください。