第108回 「つい」と「うっかり」は、どう使ったらいいですか。

第108回 「つい」と「うっかり」は、どう使ったらいいですか。

ARCで日本語を教えているミミ先生が、
みなさんの日本語や日本文化の質問に答えます。

 

 

 

Q:「つい」と「うっかり」は、どう使ったらいいですか。

 

この二つは、失敗してしまったときなどに使いますね。

どちらも「そうしようとは思わずに、不注意でやってしまう」という意味ですが、違いはあります。

まず「つい」ですが、今までもあったことで、習慣のようになっていること。

例えば、「授業中につい寝てしまった」「ダイエット中なのに、つい甘い物を食べてしまう」など、なかなか自分でコントロールできない印象です。

一方、「うっかり」は、注意するのを忘れて…という意味で、習慣じゃなくても使えます。

例えば、「うっかり教室にスマホを忘れた」「うっかり宿題を捨ててしまった」などです。

そうそう、この二つを合わせて「ついうっかり」という表現もあって、「やってしまった!」というニュアンスを強調します。

皆さん、テスト勉強中についうっかり寝たりしないでくださいね。

 

 

 

 

 

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