ARCで日本語を教えているミミ先生が、みなさんの日本語や日本文化の質問に答えます。

Q:「ひさしぶり」の「ぶり」って何ですか。
A:この「ぶり」は、何かをやってから長い時間が過ぎた後、「またそれをする、その状態に戻る」という意味。
あいさつで「ひさしぶりですね」というのは、前に会ってから会わない時間が長く続いて、また会えたということです。
長い時間という意味の「久しい」+「ぶり」で、「久しぶり」と言えば、「ああ、また会えてうれしいな」という気持ちが伝わります。
他にも「1年ぶり」「3か月ぶり」など具体的な数字といっしょに使うことも多いですね。
「2年ぶりに一時帰国した」「1か月ぶりに雨が降った」などと使えて、「そのときを待っていた」という気持ちが込められています。
ですから、「久しぶりに大きな台風が来た」とはあまり言いません。
また、目上の人へのあいさつに使うときには、ていねいに「お久しぶりです」と言ってくださいね。