ARCで日本語を教えているミミ先生が、みなさんの日本語や日本文化の質問に答えます。

Q:「凹」「凸」って、字ですか。
A:たしかに、ちょっと見ると何かのマークみたいですよね。
でも、どちらも漢字で、きちんと学校で勉強するんです。
「凹」は「オウ」、「凸」は「トツ」と読んで、「凹凸」で「オウトツ」と読む名詞です。
意味は、なんとなくイメージできると思いますが、表面が平らではなく、変化があるということ。
例えば「凹レンズ」「凸レンズ」、また「この部屋は凹凸があるので使いにくい」などと言います。
ここで注意してほしいのは、他にも「凸凹」という言葉があること。
「凹凸」と「凸凹」は同じに見えますが、よーく見てくださいね。
「凹凸」は「オウトツ」ですが、「凸凹」は「でこぼこ」と読みます。
でも、こちらは話し言葉でよく使われ、漢字ではなくカタカナやひらがなで書きます。
「この道はでこぼこで歩きにくい」などと使ってください。