ARCで日本語を教えているミミ先生が、みなさんの日本語や日本文化の質問に答えます。
Q:「かわいいなあ」と「かわいいねえ」は同じ気持ちですか。
A:どちらもよく使われて、話し手の気持ちを表すものですが、使う場面が違います。
「~なあ」は、ひとりごとや、話し手が自分の思ったことをつい言ってしまった場合の表現です。例えば、「今日は寒いなあ」「このラーメンおいしいなあ」などがありますね。
これからの季節なら、寒い朝に「あー、起きたくないなあ」なんて、ひとりごとを言うこともあるでしょう。
一方、「~ねえ」は、話し手が自分の感想などを「聞き手にもわかってほしい」「共感してほしい」と思ったときの表現です。みなさんも、友達とラーメンなどを食べて、「おいしい」という気持ちを共有したいときに、「おいしいねえ」と使ってください。
そうそう、「~ねえ」は、目上の人にも使えます。でも、必ず「寒いですねえ」「おいしいですねえ」と、ていねいに言いましょう。