ARCで日本語を教えているミミ先生が、みなさんの日本語や日本文化の質問に答えます。
Q:友だちと年を比べるとき、「上」とか「下」でいいですか。
A:何歳かを比べる表現は、よく使うことがあるのですが、けっこう間違えやすいです。
もちろん、「上」「下」だけでも大丈夫ですよ。例えば、Aさんが20歳、Bさんが23歳だとしたら、「AさんはBさんより(3歳・3つ)下だ」「BさんはAさんより(3歳・3つ)上だ」と言えます。
かわりに「年下」「年上」を使って、「AさんはBさんより年下だ」「BさんはAさんより年上だ」とも言えます。また、「年下」を使わずに、「AさんはBさんより若い」のように、「若い」もよく使います。
ここで注意したいのは「年上」の場合。
たまに「BさんはAさんより古い」とか「大きい」と言う人がいますが、日本語では人の年に「古い」「大きい」は使いません。
ですから、「あなたは私よりちょっと古いです」などと、ぜったいに言わないでくださいね。