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第78回 「気がする」と「感じる」の違いがよくわかりません。

第78回 「気がする」と「感じる」の違いがよくわかりません。

ARCで日本語を教えているミミ先生が、みなさんの日本語や日本文化の質問に答えます。

 

 

 

Q:「気がする」と「感じる」の違いがよくわかりません。

 

:「気がする」も「感じる」も、理由がはっきりとはしていないけれど、なんとなく…ということを言いたいときの表現ですね。

例えば、「今年はいつもより暑い気がする」「今年はいつもより暑く感じる」などと、どちらも使えます。でも、まったく同じというわけではないようです。

例えば、「今日のテストは難しい気がした」と「今日のテストは難しく感じた」。大きな違いはなさそうですが、「気がする」のほうが「なんとなくそう思う」という、「話し手の意見」というニュアンスがあります。はっきりしなくても、ちょっと考えてから話している印象です。

一方、「感じた」は、話し手の意見というよりも、漢字のとおり「感覚」で話している印象です。

なんとなくですが、会話では「気がする」のほうが、よく使われている気がしますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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