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第64回 「~ことだ」と「~ものだ」の違いがよくわかりません。

第64回 「~ことだ」と「~ものだ」の違いがよくわかりません。

ARCで日本語を教えているミミ先生が、みなさんの日本語や日本文化の質問に答えます。

 

 

 

Q:「~ことだ」と「~ものだ」の違いがよくわかりません。

 

:「~ことだ」も「~ものだ」もアドバイスするときの表現ですが、意味には違いがあります。

まず、「~ことだ」ですが、これは話し手、つまりアドバイスする人が「これがいい、ベストだと思うこと」を伝えるときに使います。例えば、「体調が悪い」という友達には、「すぐ帰って、早めに寝ることだね」などと言います。これは、相手のことを思った、話し手自身の考えです。

それに対して、「~ものだ」は、「一般的に~だ」「~が普通だ」という意味で、みんながそう思っているということ。例えば、「人から何かしてもらったら、お礼を言うものだ」「人に会ったら、あいさつするものだ」は、だれでもわかりますね。

みなさんも、言葉を覚えたら、使ってみることです。

でも、どちらも目上の人に使うと失礼になりますから、注意してくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

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