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第56回 「助ける」と「手伝う」の使い方が、ちょっとヘンだと言われました。

第56回 「助ける」と「手伝う」の使い方が、ちょっとヘンだと言われました。

ARCで日本語を教えているミミ先生が、みなさんの日本語や日本文化の質問に答えます。

 

 

 

Q:「助ける」と「手伝う」の使い方が、ちょっとヘンだと言われました。

 

:どちらも人のために何かをすることなのですが、もちろん意味や使う場面は違います。

まず、「手伝う」ですが、こちらは相手がしている作業で、大変そうなことや時間がかかりそうなことを、いっしょに、または代わりにしてあげること。だから、具体的に何をするか、はっきりしています。

子どもの頃、料理や掃除などお手伝いをしませんでしたか。そう、それも「手伝う」です。

 一方、「助ける」は、困っている人がいるとき、その人のために何かすること。例えば、財布を忘れてしまった友達にお金を貸してあげたり、道で迷っている人に声をかけて行き方を教えたりしますね。

さらに「助けて!」という言葉がありますが、危険な状態の人を救うのも「助ける」です。どちらも大切ですが、友達の宿題を手伝ってあげるのは、やめましょうね。

 

 

 

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