ARCで日本語を教えているミミ先生が、みなさんの日本語や日本文化の質問に答えます。
Q:日本人がよく会話で使う「ね」「よ」「よね」を、私もたくさん使いたいです。
A:
たしかに、上手に使えると、会話が自然な感じになりますよね。でも、実は、正しく使うのはけっこう難しいんです。
まず、「ね」。同意を求める「今日は寒いですね」、同意する「そうですね」、確認する「マフラーを忘れないでね」など、いろんな意味があります。
次に「よ」。強調の「これは大切な文法ですよ」、注意の「復習しないと、すぐ忘れますよ」、新しい情報を教える「来週は雪が降るそうですよ」などと言います。「ね」に比べて、ちょっと主張するイメージなので、使うときは注意が必要です。
そして、もう一つの「よね」。同意や確認の意味があり、「あの映画、おもしろいですよね」、「テストは金曜日ですよね」と使います。
複雑なので、あわてないで、日本人がどう使っているか、よく聞いてから使ってみるのがいいと思いますよ。