教えて!ミミ先生 第28回
ARCで日本語を教えているミミ先生が、みなさんの日本語や日本文化の質問に答えます。
Q:「~ようだ」と「~らしい」の違いが、まだよくわかりません。
A:
では、ちょっと確認しておきましょう。
まず「~ようだ」。これは、自分が見たり聞いたりしたことから、感じたことや考えたことを言うときに使います。
例1)玄関で何か音がしたとき →「だれか来たようだ」
例2)空が急に暗くなってきたのを見たとき→「もうすぐ雨が降るようだ」
この場合「自分はそう思った」という意味なので、「ぜったい」とはっきりしていることじゃなくても使えます。
一方「~らしい」ですが、これは自分で見たことや、他の人から聞いたことから、「たぶん~だ」と考えるときに使います。
例3)会社で「うわさ」を聞いた→「田中さんが結婚するらしい」
例4)ネットで情報を見た →「あの店のケーキはおいしいらしい」
というように使います。
自分だけの意見の場合は、「~ようだ」のほうがよさそうですね。