教えて!ミミ先生 第21回
ARCで日本語を教えているミミ先生が、みなさんの日本語や日本文化の質問に答えます。
Q:「このペンは書きやすい」の反対は、 「書きにくい」ですか、「書きづらい」ですか。
A:
みなさんが教科書で勉強したのは、「書きやすい」と「書きにくい」だと思います。
「書きやすい」の「やすい」は、「それをするのがやさしい」という意味。ですから、その反対の表現は「難しい」という意味の「書きにくい」でいいでしょう。
でも、実は「書きづらい」もよく使われていますから、ついでに覚えておくと便利です。「つらい」の前に動詞があると「~づらい」になりますが、意味は「~にくい」とほとんど同じです。どちらも「それをするのが難しい」「大変だ」というような意味です。「使いにくい」「使いづらい」、「歩きにくい」「歩きづらい」など、どちらもよく聞きますし、私も使っています。
ただ、「このコップは割れにくい」など、「かんたんに~しない」というプラスの意味では、「割れづらい」は使わないので注意してくださいね。