第100回 「緑色」なのに、なぜ「青信号」と言うのですか。

第100回 「緑色」なのに、なぜ「青信号」と言うのですか。

ARCで日本語を教えているミミ先生が、みなさんの日本語や日本文化の質問に答えます。

 

 

 

Q:「緑色」なのに、なぜ「青信号」と言うのですか。

 

:今では色の呼び方はたくさんありますが、もともと昔の日本には「赤」「黒」「白」「青」の4つしかありませんでした。

明るいか、暗いか…などの感覚によって大きく4つに分けられていて、「緑色」も「青」と呼ばれていたのです。

そして、その考えが今でも残っているので、信号の色は「緑色」なのですが、「青信号」と呼ばれていると言われています。

野菜のことを「青果」「青物」と呼ぶのも同じ理由です。

ところで、色には名詞とイ形容詞があります。例えば、「赤」「黒」「白」「青」は名詞、「赤い」「黒い」「白い」「青い」はイ形容詞ですね。

では、色の名詞で「~い」のイ形容詞にもなるものはいくつあるでしょうか。

実は、昔からある4色以外では「茶色い」と「黄色い」の2つだけ。色についていろいろ調べてみると面白そうですね。

 

 

 

 

 

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