ARCで日本語を教えているミミ先生が、みなさんの日本語や日本文化の質問に答えます。

Q:「におい」と「かおり」は、何が違いますか。
A:どちらも鼻で感じるものですが、「におい」には「いいにおい」と「いやなにおい」があります。漢字で書くと、いいものは「匂い」、いやなものは「臭い」。
例えば、「カレーのおいしそうな匂いがしてきた」「夏はゴミの臭いがとても気になる」などですね。
そう、「臭い」は、形容詞の「くさい」と同じ漢字なので、いやなイメージだとわかりやすいでしょう。
でも、話すときには「におい」だけだと、「匂い」か「臭い」かわかりませんから、「いい」「いやな」などをつけたほうがいいですね。
また、「かおり」ですが、漢字では「香り」と書いて、「いいにおい」にだけ使います。
香水や花など、美しいものから来るイメージですから、「へんな香りがする」とは言いません。
そうそう「香」の漢字は、女性の名前に使われることもよくありますよ。
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