ARCで日本語を教えているミミ先生が、みなさんの日本語や日本文化の質問に答えます。
Q:「私はA大学に行くはずだ」は、おかしいですか。
A:「~はずだ」は、いろいろな状況や理由から考えて、話し手が「ぜったい~だ」「当然~だ」と思うことに使います。
例えば、ある友達の話や様子から、「彼はA大学を受けるはずだ」と言うことができます。
さて、質問の文ですが…たしかに、この文は問題がありますね。実は、「~はずだ」は、話し手が自分の「意志」について言うときには使えないのです。
質問の文にある「行くはずだ」も、行くか行かないかは自分で決めることなので、おかしいなと感じるのです。ただし、自分のことでも使える場合もあります。
例えば、「(がんばっているから)私はA大学に合格できるはずだ」という文ならОKです。「行く」とは違って、「合格できる」は自分の意志では決められないから。この違いがわかったら、あなたも正しい文が作れるはずですよ。