このコーナーでは、在校生が書いた作文をご紹介していきます。
レジ袋は無料に戻すべき
オウ シン(中国)
私はレジ袋は無料に戻すべきだと考えている。
仮にレジ袋使用が100%撲滅されたとしても、プラスチックゴミの問題はまったく解決しない。レジ袋を廃止しても、プラスチックゴミは0.3%しか減らない。実際に環境問題となっているゴミのうち、レジ袋が占める割合はわずか、原油使用量の0.05%、海洋放流ゴミの0.3%に過ぎない。
1円から5円程度のお金をレジ袋に対して払っているわけで、これは消費者にとっては事実上の増税だ。
私はこの数円によって購買意欲が低迷する恐れがあると感じている。
ペットボトルのジュースを買いに行って、ついでにヨーグルトと菓子も買おうと目に入ったものを一緒に買うことを「ついでに買う」と言ったりするが、レジ袋が有料化された今、どうなっているだろうか。
大きなかばんを持っていればともかく、手ぶらだったら一人で家に持って帰るのは面倒だからやめたり、小銭が増えるのが面倒だからやめたりすることになる可能性は極めて高いと考えられる。
そもそもついでに買うくらいにしか欲しいものではなかったわけだから。レジ袋有料化はまったく真逆の経済政策だと考えられる。
以上の点から、レジ袋は無料に戻すべきだ。