このコーナーでは、在校生が書いた作文をご紹介していきます。
進路決定は一人でするか、他者に相談するか(1)
大学院進学クラス メイタジン(ミャンマー)
進路決定をするなら人に相談して決めるより、自分で決める方が良い。なぜなら、進路とは自分で歩む人生のことからだ。
まず、自分が何をやりたいのか、何を考えているのかを一番分かっているのは自分自身である。また、自分で決定することによって、知りたい情報や、やりたいこと等を自分で想像しやすくなるし、そのことがはっきり見える。だが、人間であるからこそ、自分一人だけの実力でなんでも乗り越えようと思って進むのだが、時々はどうにも自分で決定できない悩みもあると思う。そのようになったとしても、その悩みやストレスなどは自分が決定した進路なので、人生の経験として納得できる。
私の進路決定のことを言えば、家族で末っ子でもあり、みんなに愛されて、ずっと甘えてきた。大学の入学のことや就職することや買い物する時など、どれを選んだらいいかまで、ほとんど兄弟に相談した。これは来日するまでの話である。しかし、日本へ留学することと会社を辞めることは自分で決めた。そのため、何があっても前に進んでいくという気持ちがあり、力強くなったと感じている。
しかし、人間は一人で生きられない。自分で決定するより、人生の先輩や家族や友達などに相談すると、見えない自分の欠点や良い進路などが見えてくる。だが、人に相談すると、さらに迷うことや責任の重さなどが理解できないことがあったりする。人に任せてしまう可能性もあるので、責任感や人生の価値を感じられるように、どんな悩みでも恐れずに対応できるためなら自分で進路を決定することが相応しいと思う。
よって、私は一度しかない人生を歩むことに対して人への相談は多少あるが、参考にすることにより、実際の決定は自分でするのが良い。それが人生の楽しみと考える。
*「進路決定は一人でするか、他者に相談するか(2)」は次回2/22に掲載予定です。