教えて!ミミ先生 第34回 「不自由」「未完成」「無関係」など、否定の言葉はどう覚えたらいいですか。
ARCで日本語を教えているミミ先生が、みなさんの日本語や日本文化の質問に答えます。
Q:「不自由」「未完成」「無関係」など、否定の言葉はどう覚えたらいいですか。
A:
いろいろな名詞の前で「否定」を表すものには、他に「非」もありますね。どんな名詞に何を使うか決まっていますが、特にルールはありません。でも、ヒントはありますので、それをお話しします。
「不」「未」「無」「非」は、どれも「~ではない」という意味ですが、それぞれニュアンスが少しずつ違います。
まず「不」は、「~に足りない」という意味があり、「不自然」「不合格」「不健康」などというように使われます。
次に「未」は、「まだ~ない」という意味で、「未成年」「未発表」「未完成」などと言いますね。
また、「無」は、漢字のとおり「~がない」ということで、「無関係」「無免許」「無意味」などの例があげられます。
そして、最後は「非」。これは「~以外だ」という意味で、例は「非公式」「非日常」「非通知」です。
さて、ヒントになりましたか。