このコーナーでは、在校生が書いた作文をご紹介していきます。
アイドル好きになったきっかけ
たかゆ(中国)
それは日本に来て隔離が終わったばかりのことです。普通に寝坊して、普通に授業を受けていた普通の一日でした。授業が終わってつまらないなあと思っていた時、友だちからメッセージが来ました。「地下アイドルをみに行かない?」。私は「ちょうど用事ないから、いいよ、いつのライブ?」と返事しました。ともだちは「四時半ぐらい、池袋だよ」と時間と場所を教えてくれました。
私は4時まで授業だったので間に合うかどうかと悩んでいたら、ともだちは「開演はいつも遅くなるので、間に合う」と言うので、私はすぐ着替えて出かけました。
その時の私は、実は特にアイドルに特に興味を持っていませんでした。ただ、コロナの影響で日本に来てからの日々がつまらないと思っていました。だれにも会えず、授業を受ける、日本語能力は全然ダメですけど、学校以外で日本人と喋るチャンスもなく、まだ慣れてないことがいっぱいありました。
こんな日々をちょっと変えてみたいと思い、友だちの誘いに応じて見に行くことにしました。ほんとうに久々に友だちとあいました。このグループの名前は「神使轟く、激情如く」、愛称は「しんげき」です。
その日は二部のライブがありました。最初は一部を見ました。このグループの曲は、普通のアイドル曲と違っています。そんなに可愛い感じの曲ではなく、ちょっとロックっぽい激しい曲です。最初は曲がちょっとうるさいと思って、全然なれませんでした。でも、ある曲で、あるメンバーと視線がかさなった瞬間、気分が変わりました。綺麗だと思いました。私の推しのメンバーになりました。曲はあまり知らないですけど、周りの人を見ながら、振りをコピーして、何とかついていきました。ライブはとても短く、すぐ終わってしまいました。しかし、とてもいい感じでした。ストレスが解消できて、気楽な感じになりました。
物販・グッズ販売の時、友だちが「チェキ撮りに行かない?」と言うので、しょうがなくチェキを撮りに行きました。自己紹介やライブの感想を推しに言ったら、とてもいい返事をもらえました。そして、チェキの最後、推しが「まだ仲良くしてね」と言ってくれました。その時、心臓が止まりました!そして、本当にファンになりました。今や毎週ライブを見に行くのも定番になりました。でも、絶対推しと結婚しようというようなガチな気持ちじゃありません。みんなと一緒にライブを楽しみ、充実した生活の一部になっています。