教えて!ミミ先生 第2回
ARCで日本語を教えているミミ先生が、みなさんの日本語の質問に答えます。
Q:「ぜったい」と「かならず」、どちらもよく見ますが、意味は同じですか。
A: たしかに、どちらもよく出てきますね。「ぜったい日本に留学する」「かならず試験に合格する」など、強い気持ちや可能性を表すときに使います。
でも、実はこの二つにはちがいがあります。「ぜったいに」は肯定にも否定にも使いますが、「かならず」は肯定だけに使うことが多いのです。
例えば、ダイエット中の人なら、「ぜったいに5キロやせる」または「ぜったいに甘いものを食べない」、どちらも言えますが、「かならず甘いものを食べない」は、ちょっと不自然な日本語になります。
それは、「ぜったい」は「どんなことがあっても」という意味で、後ろに「~する」も「~ない」も使えるのですが、「かならず」は「まちがいなく~する」という意味だからです。
JLPTだけでなく、アニメやドラマにもよく出てきますから、ぜったいに忘れないでくださいね。